心の避難所的なコーヒー屋さんの思い出・珈巣多夢(かすたむ)
コーヒーはおいしい飲み物。
でもおいしいだけじゃなくて、仕事のスイッチであったり、ひと休みのスイッチであったり。
私にとってコーヒーは欠かせないものです。
以前、自分に不向きだとわかっていながら(苦笑)期間限定のデスクワークをしていた時のこと。
働き始めてすぐ、背中や腰の激痛に見舞われました。
座りっぱなしの姿勢で体が固まってしまったんですね。
そして、座りっぱなしということで
なんと「ち」を濁音にした状態も初めて経験!
こんなに痛くてツライものか!と、患者さんの気持ちがわかるようになりました。
ヨッシーは病院に行かずに済みましたが。
(しまった・・・予想以上のミスマッチだわ)
短い間ならなんとかなると思ったのは大間違いです。
ストレッチしたり自分でケアしても、バディの痛みはなくならず。
そもそもジッと座っているとか、事務所の中にばかりいるのが大嫌いなので、ストレスが蓄積しまくりでした。
んもぉーランチは好きなもの食べる!
ガマンしない!ケチケチしない!
ストレス解消!
お昼休みは急ぎ足で少し遠い所まで歩きます。
ローテーション組んだお気に入りの3店舗のうち、自家焙煎のコーヒー屋さんが1店舗。
店主夫妻が営むアットホームなお店、焙煎しているマスターさんの周りには、ゆったりとした時間が流れていました。
常連さんが多く、居合わせたお客さんは男性の方が多かったかな。
お客さんがお店の方と他愛のないお話をなさる様子も心地よく、聞いてるだけで和みました。
常連の域ではないけど、私の日常にも欠かせないこの時間。
ピザトーストセットがおいしくて、おいしくて♥
コーヒーはアメリカン。
普段はブラックなのに、ミルクも入れちゃってました。
ストレスで胃もヤラれてたんです、座位キープでどんだけよ(苦笑)
ある日、普段は焙煎しているマスターさんが、料理とコーヒーを用意して下さった時のこと。
ブラックのままひと口飲んだアメリカンが、いつも以上にクリアで澄みきった味がしました。
これ、薄いというわけじゃなくて、私には澄んでるとしか表現できない味。
いままで飲んだアメリカンの中で一番おいしかった。(他店も含め)
こんな特別なアメリカンを飲めるなんて、あの職場で働く機会がなければ経験できなかったなー。
なんでもかんでもポジティブ自動変換です。
時が経ち、その職務を終えたと同時に活動エリアが変わりました。
そのうち、また行ってみたいな。
コーヒーを飲みたいだけじゃなく、場の空気が好きで通っていた【心の避難所的なお店】のお話でした。
"かすたむ"と読みます。